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【内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方】増えすぎるとそれぞれ危険な病気へ!




体脂肪とひと口にいっても「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類あり、それぞれつく場所や特徴には違いがあります。

これら2つの体脂肪について正しく理解しておくと上手に体脂肪を落とせます。

そこで今回は、内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方やリスク、役割について紹介していきます。

内臓脂肪と皮下脂肪の違いと見分け方

体脂肪の蓄積量が一定量を超えると肥満と判断されますが、体脂肪はつく場所によって「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分かれます。

つまり単純につく場所によってこれら2つは見分けられるということです。

内臓脂肪

内臓脂肪は、お腹まわりにつく脂肪です。厳密にいうと腸間膜(ちょうかんまく)といって腹腔内で小腸を包み込んでいる薄い膜の部分にたまるのが内臓脂肪です。
内臓脂肪
この部分は、過食や運動不足によって余分なエネルギーが生じたときに体内でつくられる中性脂肪をたくわえやすい場所でもあります。

内臓脂肪がたまってくるとお腹がぽっこりしてくるので「リンゴ型の肥満」とも表現されたります。

内臓脂肪の特徴は、代謝が活発であるゆえに減らすのが比較的容易なこと。しかしその一方で代謝障害も起こしやすく、生活習慣病につながりやすいという特徴があります。

ちなみに内臓脂肪は男性につきやすい傾向がありますが、閉経後の女性もつきやすくなる傾向があります。

皮下脂肪

皮下脂肪は、単純に皮膚の下につく脂肪のことです。皮下脂肪は外部の衝撃から体を守るクッション的な役割を担っているだけでなく、寒さによる体温の低下を防ぐ機能もあります。
皮下脂肪
内臓脂肪と違い、皮下脂肪は女性につきやすい傾向があり、お尻や太ももなどの下半身につく傾向があります。

ですから、内臓脂肪の「リンゴ型」に対して皮下脂肪は「洋ナシ型」と表現されたりします。
リンゴ型と洋ナシ形
内臓脂肪は運動によるエネルギー消費で比較的落としやすい脂肪ですが、皮下脂肪は落としにくいという特徴があります。

内臓脂肪も皮下脂肪も増えすぎると危険

前項で、内臓脂肪と皮下脂肪がヒトの体にとってどれほど必要不可欠なのかを説明しました。

危険なのは、どちらとも「増え過ぎる」ことです。
お腹の脂肪
体脂肪はヒトの生命活動に必要な良い物質を作り出す役割も果たしているのですが、その一方で血圧や血糖値を上昇させる物質も作り出します。

このような物質は主に内臓脂肪によって作られます。

内臓脂肪が増えてくると、こうした悪い物質が良い物質よりも多く作られるようになってしまうため、生活習慣病のリスクが高まるというわけです。

一方、皮下脂肪が増えるとどんな危険があるのでしょうか?

皮下脂肪が増えると、体内の血管が圧迫されるようになり、血圧を上げてしまう形になりとても危険です。

また、皮下脂肪によって体重が増えると、足腰への負担が大きくなりますから、腰痛や膝の関節痛につながっていきます。

先ほども説明したように、皮下脂肪は女性につく傾向がありますので、筋肉量が少ないすくない女性にとっては体重増による腰痛や関節痛などのリスクが大きくなります。

【関連記事】内臓脂肪の何が悪いのか?メタボが引き起こす3つのリスクを解説

とはいえ、内臓脂肪と皮下脂肪が担う役割は重要。上手に付き合っていくことが大切

「体脂肪は悪いもの」というイメージが先行するので、内臓脂肪も皮下脂肪もない方がいいと思われがちですが、実は内臓脂肪、体脂肪ともにヒトの体にとって重要な役割を果たしています。

内臓脂肪は、胃や腸などの腹部周辺の臓器を支える役割を担っています。
腹部
腹部の臓器はじん帯や腸間膜によって適正な位置に固定されているのですが、内臓脂肪がその隙間を埋めることによってより安定して固定されるのです。

もし、内臓脂肪がなければ、重力によって臓器が下にずり下がっていってしまうことになります。

また、内臓脂肪は、ヒトにとって重要な腹部の臓器を外部の衝撃から守る機能も果たしています。

一方、皮下脂肪についてはどうでしょうか?

皮下脂肪は全身を覆うバリアーのような機能を果たしており、寒さや衝撃から体全体を守っています。またビタミンDや女性ホルモンを合成する役割も担っています。
内臓脂肪、皮下脂肪に共通しているのは、生命活動に必要不可欠な物質を作り出す働きがあることです。免疫機能や血圧、血液の凝固などを調整する物質の原料の一部は脂肪なのです。


また、ビタミンAやEなどの吸収にも内臓脂肪、皮下脂肪はひと役かっているのです。

このように、悪役として嫌われがちな内臓脂肪と皮下脂肪ですが、実はヒトにとって大切な物質。

ですから、上手に付き合っていくことがとても大切というわけです。

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