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内臓脂肪はなぜ増える?5つの原因を知って改善に役立てよう




20代後半にもなると、お腹まわりにお肉がつきやすくなり、30代、40代で立派なぽっこりお腹になっているという人は少なくないでしょう。

こうしたお腹まわりにつくお肉は内臓脂肪といいますが、内臓脂肪が増えてしまう原因には何があるのでしょうか?

今回は、内臓脂肪がつく原因を5つ紹介していきますので、ぜひ改善に役立ててください。

加齢による基礎代謝の低下

「若いころは夏になると何もせずに痩せたのに」

「30代になってから運動しても思うように痩せなくなった」

こういったことは多くの人が実感するのではないでしょうか?確かに年齢を重ねていくと、男女を問わずお腹まわりに脂肪がつきやすくなりますし、いったんついてしまった脂肪はなかなか落ちません。

原因の1つとなっているのが加齢による基礎代謝の低下です。
基礎代謝とは、安静にしているときでも生命活動を維持するために自動的に消費されるエネルギーのこと。
男性で1日に約1,500kcal、女性で約1,200kcalが消費されるとされていて、この消費量は1日の消費エネルギーの6~7割に相当するようです。
実は、この基礎代謝、10代半ばくらいがもっとも高くなり、20歳くらいからとどんどん低下していくものなのです。


年齢別基礎代謝量の推移

拡大



【参考】「基礎代謝のピークは10代 中高年から盛り返すには」朝日新聞デジタル

上記のグラフからもわかるとおり、30代くらいになると急激に基礎代謝が低下していきます。

ですから、中年世代が若者と同じ内容の食事をした場合、基礎代謝が大きく下回っているわけですから、若者よりもお肉がついてしまうということになります。

こうした脂肪は内臓脂肪としてお腹にたくわえられていきます。

遺伝

ぽっこりお腹の原因は、食習慣や生活習慣の悪さ、運動不足などの環境因子だと考えがちですが、実は遺伝子も大きく関係しているようです。

現在は、肥満の原因の7割は環境的要因、残りの3割は遺伝的要因からくるものとされています。

いくつかの肥満遺伝子タイプがあるようですが、内臓脂肪がつきやすい肥満遺伝子は「β3AR肥満遺伝子」で、このタイプの人は基礎代謝が平均より少なく、食後の血糖値も高い傾向があります。

β3AR肥満遺伝子を持つ人の特徴
子供の頃の体型 全体的にぽっちゃり
太り始めた場所 お腹から
好きな食べ物 パン・ご飯・麺類
空腹時の傾向 イライラする
食事の傾向 飲食後にラーメンやお茶漬けを食べる
性格 マイペース
体質
  • 基礎代謝が平均より200キロカロリー少ない
  • 糖質を燃焼しにくい体質
  • 食後血糖値が高め

【参考】5秒トレで燃えよ! 内臓脂肪

上記に書かれてあるような傾向や体質の人は、内臓脂肪がつきやすい「β3AR肥満遺伝子」の持ち主かもしれません。

自分の肥満遺伝子は、医療機関で唾液や血液、腹部CTRなどを検査することではっきりわかるようです。

腹直筋・腹横筋の衰え

先にも説明したとおり、加齢により基礎基礎代謝が低下します。もし消費されるエネルギーより摂取するエネルギーが多い場合、超過した分は脂肪として体に蓄積されていきます。

これらの脂肪の行き場所の1つが、腹部の臓器のすき間部分です。
このときに、腹部の内臓を固定している腹直筋・腹横筋が衰えていると、締め付けが弱いためにどんどん腹部の内臓のすき間部分に脂肪がたまり、内臓脂肪になっていくのです。
腹直筋・腹横筋
女性の場合は、子宮などの重要な組織が腹部にあるため、どちらかというと内臓脂肪よりは皮下脂肪が腹部にたまりやすいと言われていますが、女性の場合は閉経以降、内臓脂肪がたまりやすい体質になっていきます。

いづれにせよお腹まわりの筋力の衰えはぽっこりお腹の大きな原因なのです。

ストレス

実は、ストレスは内臓脂肪を増加させることがわかっています。

近年では職場や学校でのストレスに加えて、SNSなどの不特定多数が集まるコミュニティ内で受けるストレスも大きくなっています。

こうしたストレスは、副腎皮質から分泌される「コチゾール」というホルモンを増やします。

これによってストレスから身を守る機能が働くのですが、それと引き換えに血液中の糖分濃度も上昇してしまうため、内臓脂肪の増加につながってしまうというわけです。

男性であるゆえに内臓脂肪がつきやすい

内臓脂肪は、運動などで消費されて体内がエネルギー不足になると、優先的にエネルギーとして燃焼されていきます。

この仕組みは、かつて狩猟を仕事としていた男性には好都合だったのです。

なぜなら、狩猟時代の男性は長時間、獲物を追って走り続けなければならなかったため、手軽にエネルギーを取り出せる仕組みが必要だったわけです。

このようなわけで、女性より男性の方が内臓脂肪がつきやすい傾向があります。

また、年齢を重ねると基礎代謝が低下するのは男女とも同じですが、男性の場合はそれに加え加齢により男性ホルモンの「テストステロン」も減少していきます。

この「テストステロン」は体内の脂肪を積極的に燃焼させる働きがあるのです。

こうした男性特有のホルモンの低下も内臓脂肪の蓄積を促進します。

まとめ

ここまでで、内臓脂肪の原因を5つ紹介してきました。

内臓脂肪は1つではなく、複数の原因が重なって蓄積されていくことが多いようです。

内臓脂肪は放っておくと、死に至る重大な病気につながってしまう可能性が高いので、しっかり対策していくべきです。


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